俺は虫カゴから出る
組織の中で働くこと、
世間一般に言われる労働、
控えめに言ってホント、クソだと思う。
とてもじゃないけれど、あと数十年も耐えられそうなシロモノではない。
バーチャルとリアルが融合し、民間企業が毎時人工衛星を打ち上げ、AIとデータが神に取って代わろうとしているこのご時世に、なぜ俺たちは、拘束され、強制され、時には叱られ、文句を言われ、それでも頭を下げたり、歯を食いしばったりしながら、週に5日も働くのか。馬鹿げている。全くもって理解できない。何かが間違っている。
会社は虫カゴに似ている。
と俺は思う。
俺たちバッタは、最初、本能の赴くままに飛び上がろうとするが、透明で無機質な天井や壁に阻まれて、強く体をぶつける。
強く飛ぼうとすればするほど、怪我をしそうになる。
それでもしぶとく飛んでいると、飛ぶことがまるで悪だといわんばかりに、やけに賢そうな顔をして他の虫が笑う。
絶望的な気分に吐き気を催す。
バッタは、そのうち飛ぶことをやめる。
世界は狭いんだ、と自分に言い聞かせ、自虐的になる。
本能を殺し、地べたに這いつくばり、エサを乞う。
決して多くない量の、決してうまくもないエサを周りの連中と分け合って喰む。
「ここはいいですな、誰にも襲われる心配がない」
なんて言い出した頃には、自分の足で飛び上がる歓びを忘れ、もう自分の死床を探し始める。
働くことが生きがいなんです、という者に出会ったことはあるし、そういう人種が一定数いることも頭では理解できる。
世の中、自分の価値観では測れない事象は確かにある。
しかし、この際はっきり言うが、俺はそんなのはクソだと思っている。
仕事なんて、人生の中におけるほんの一領域でしかない。
仕事は生きるために必要に迫られて強制される苦役だ。
そう思って生きている。
考えてみればわかる。
仕事をせずして、今と同じだけの生活資金が得られると保証されたとき、一体どれだけの人が仕事をそのまま続ける?
仕事は素晴らしい、仕事は尊い、仕事は他の人を救う。
これは、欺瞞だ。世代ごとに語り継がれる壮大な嘘だ。
仕事は、資本家だけが儲かる、デタラメな搾取だ。
俺は自由がほしい。
心からほしい。
時間に、場所に、通勤に、上司に、慇懃な言葉遣いに、クソみたいなビジネスマナーに、理不尽さに、無意味さに、空虚さに、画一的な気味悪さに、縛られ、泣かされ、狭められ、自分の価値を貶められるような仕事は一秒もしたくない。
新しい朝に、新しいアイデアを抱いて、行動し、興奮し続けて死にたい。
俺は虫カゴから出たい。
本気でそう思う。
組織に依存せず、他人に媚びへつらわず、気高く生きる。
狭い世界から抜け出す。
できない不安より、できる可能性を信じる人間となる。
必ず、成し遂げる。
このブログはそんな「自由」をテーマにしています。
全然使える情報なんかじゃないかもしれない。
けれど、本気で自由を求める人間の記録には間違いない。
まずは、経済的自由を手に入れるところまで、リアルタイムで報告する。
私のスペックやこれまでの経歴なんかはまた紹介します。
皆さん、これからよろしくお願いします。